【膀胱炎】間質性膀胱炎や血尿による膀胱炎の症状|膀胱炎の頻尿症状

 

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頻尿の原因・症状は様々ですが、今回は頻尿の原因の一つである『膀胱炎』についてお話していきたいと思います。

膀胱炎の症状とは

膀胱炎の主な症状は、頻尿、排尿痛、下腹部の痛み、尿の濁り、残尿感になります。

膀胱炎は症状が悪化してしまうと、膀胱内の粘膜が傷つき、出血するため、血尿がでることがあります。

また、急激な尿意や尿を我慢することができないため、尿漏れを起こしたり、下腹部の痛みで立っていられないほどもあり、日常生活に支障が出やすい病気になります。

膀胱炎には症状と検査により急性膀胱炎、慢性膀胱炎、出血性膀胱炎、間質性膀胱炎に分類することができます。

急性膀胱炎の症状とは

膀胱炎の中でも一番多い膀胱炎が急性膀胱炎になります。

症状が軽い場合、トイレの回数が増える、残尿感のみですが、炎症が強くなると、排尿痛や腰痛などの症状が出てきます。

排尿痛は排尿が終わるに連れて痛みが強くなります。

また、視覚で分かるほどのはっきりと濁った血尿がでます。悪化が進むと腎臓に負荷がかかり腎盂腎炎を発症してしまう恐れがあります。

慢性膀胱炎の症状とは

膀胱内で細菌が長期間に渡り炎症を起こしている状態になっており、完治しにくい病気になります。

下腹部の不快感や頻尿の症状など急性膀胱炎と似ていますが、症状は穏やかです。そのため自覚症状のないケースがほとんどです。

出血性膀胱炎の症状とは

子供に多く見られる出血性膀胱炎は血尿が出る病気になります。

急性膀胱炎にも血尿がでる恐れがありますが、こちらは粘膜炎症により血尿がでます。

出血性膀胱炎の場合は、膀胱粘膜の全体から出血している状態になります。

時間の経過が早い段階で血尿がでます。

また、残尿感や微熱を伴います。

間質性膀胱炎の症状とは

膀胱炎の症状である頻尿、排尿痛、下腹部の痛み、尿の濁り、残尿感が出ているにも関わらず、検査で膀胱炎の原因菌が検出されない場合、間質性膀胱炎と診断されます。症状の特徴として、排尿時よりも蓄尿時に痛みを感じます。

腎盂腎炎の症状とは

膀胱炎の症状が悪化した場合、腎盂腎炎を発症する恐れがあります。

膀胱炎の症状に加え、腰痛や熱が伴います。また食欲不振、吐き気など日常生活に支障が出やすくなります。

膀胱炎の原因とは

尿道に細菌が侵入すると、増殖を抑えきれず、膀胱の粘膜まで達し、炎症を起こします。

これが膀胱炎の原因になります。

尿道から侵入してくる細菌は様々で、70〜95%を大腸菌が占めています。

その他の菌にはブドウ球菌属、プロテウス、肺炎桿菌属、腸球菌属などがあります。

また、検査で膀胱炎の菌が証明されれない場合、クラミジア、ウレアプラズマ、マイコプラズマなどの尿道炎の原因菌の関与が疑われます。

細菌が検出されない慢性の膀胱炎の場合、ホルモンの低下や、膀胱粘膜の異常が原因になります。

また、出血性膀胱炎はウイルス、医薬品、放射線の影響が原因と言われいます。

膀胱炎の薬での治し方とは

細菌が原因の膀胱炎の場合、抗生物質の服用での治療になります。

例外として急性膀胱炎の26%は2週間以内に自然治療するとも言われいます。

抗生剤の服用は、最大7日間、最短で3日間といった短期間で済みます。

ただし、水分を多めにとったり、安静、刺激物を避けた食生活など日常生活での注意が必要です。

第一選択 第二選択
若年女性の
膀胱炎
単回投与法 一部のニューキノロン系薬
3日間投与法 ニューキノロン系薬 ST合剤
7日間投与法 新経口セフェム系薬
再発性膀胱炎 ニューキノロン系薬
(3日間投与)
セフェム系薬(経口薬)
(7日間投与)
閉経後の婦人の膀胱炎 ニューキノロン系薬
(3日間投与)
セフェム系薬(経口薬)
(7日間投与)

日本の薬剤使用制限により、最も膀胱炎に効果のあると言われているST合剤やサルファ剤は第二選択の薬剤になっています。

その代わり、ニューキノロン系薬や新経口セフェム系薬の薬を処方されます。

短期治療に不向きなペニシリン系薬や第一世代セフェム系薬は、膣や腸内に残存した大腸菌によって早期の再感染が起こることがあるため、ニューキノロン系薬や新経口セフェム系薬の服用での治療になります。

膀胱炎による血尿とは

急性膀胱炎は、膀胱内で細菌が炎症を起こし、粘膜が傷つくことで出血し血尿がでます。

また、尿は腎臓で作られ、膀胱、尿道を通り排尿されます。

その過程である泌尿器のいずれかに異常が生じているために血尿がでます。

血尿が出たら通常の状態とは言えないのですぐに病院を受診しましょう。

しかし、出血性膀胱炎の場合は、膀胱粘膜の全体から出血している状態になり、原因がウイルスなどによるもので、特効薬があません。

自然治療のみの治療法になりますが、まずは病院での受診をし、血尿の原因を見つけましょう。

膀胱炎は何科を受診すればいいのか。

また病院の検査方法とは膀胱炎の症状が見られた際、受診する科は、泌尿器科、婦人科、内科ををおすすめします。

また、完治しにくいとされている慢性膀胱炎や血尿が見られる出血性膀胱炎の方、頻尿の悩みを相談するといった場合には、専門医院を訪れると良いでしょう。

泌尿器科の専門医は下記のサイトが役に立つのでそこから是非探してみてください。

病院を訪れるとまずは問診、もしくは尿検査を行います。

受付などで紙コップを渡され、個室で採尿をし、検査に出します。

尿検査では、尿内に膀胱炎の原因菌である細菌の有無、尿中の白血球を調べます。

原因菌が見つかった場合、急性膀胱炎、見つからなかった場合、間質性膀胱炎などの診断を受けます。

間質性膀胱炎の症状「検査で異常がない場合」には

膀胱炎の症状である頻尿、排尿痛、下腹部の痛み、尿の濁り、残尿感が出ているにも関わらず、検査で膀胱炎の原因菌が検出されない場合、間質性膀胱炎と診断されます。

間質性膀胱炎の特徴として排尿時よりも、尿を我慢している時に痛みを感じ、排尿もすっきりしません。

過活動膀胱の症状ととても似ていますが、この点において違いがみられます。

間質性膀胱炎は、頻尿症状の他に日常生活に支障をきたすほどの強い下腹部の痛みを感じることがあります。

間質性膀胱の原因について

膀胱の粘膜に何かしら異常が起こったり、ホルモンバランスの崩れなどが間質性膀膀胱炎の原因と言われています。

細菌ではないため、明確な原因が分かりにくいことで治りにくい病気になっています。

間質性膀胱炎の治療について

上記のことから、間質性膀胱炎は完治が難しいとされれています。

また、保険適応内の治療が少ないため治療を進める病院が多くありませんん。

間質性膀胱炎を治療するために、専門医院を受診することで保険適応内である膀胱水圧拡張術や、抗アレルギー薬の処方などを受けることが可能になります。

その他、日常生活で水分を十分にとる、膀胱訓練を行う、刺激物を避けた食事など自分でできる治療法を行っていく必要があります。

膀胱炎の治療後の予防とは

膀胱炎は治療後も再発する恐れが非常に高い病気です。

生活の中で心がけてできることは行っていきましょう。

まず、トイレを我慢しすぎないことが非常に大切になってきます。

膀胱内に入り込んできた細菌は蓄尿中に増殖する可能性が非常に高いです。

増殖した細菌が炎症を起こしやすくするため、ある程度の我慢は問題ありませんが、繰り返し限界まで我慢をしたりすることは避けましょう。

さらに、トイレの回数を増やすことで尿道、膀胱内に細菌を溜めずらくします。

1日に数回しかトイレに行かない方は、摂取する水分量を増やしてみましょう。

血行の悪さも膀胱に負荷がかかるため、冷え防止のためにも水分補給をしっかり行いましょう。

欧米では、クランベリージュースやパイナップルジュースなどが膀胱炎の予防に良いとされているので、毎日の水分補給に加えてみるのもオススメです。

次に、陰部を清潔に保つこともとても大切です。

性行為後に排尿し、尿道の菌を洗い流したり、シャワーを浴びることは膀胱炎予防につながります。

トイレの際、ビデの使いすぎは逆効果となるため十分に注意が必要です。

また、排尿、排便後は前から後ろに拭くことで、尿道に菌付着させにくくします。

最後に菌に対する抵抗力を下げないため、体調管理には十分に気をつけましょう。

ストレスや疲れ、風邪などは細菌感染を起こしやすくなります。

リラックスし、規則正しい生活を心がけましょう。

膀胱炎の原因と症状・薬のまとめ

膀胱炎は、尿道の短い女性が多くかかりやすい病気とされており、20歳〜40歳の女性35%が経験しています。

また、女性の場合、尿道と膀胱の距離が近いために尿道炎と併発する恐れがあります。

膀胱炎は急性膀胱炎、慢性膀胱炎、出血性膀胱炎、間質性膀胱炎に分類され、中でも急性膀胱炎の患者さんが最も多いとされています。

急性膀胱炎は抗生物質の服用により短期間での治療が可能です。

しかし、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎の場合は完治が難しい病気になっています。

また、出血性膀胱炎はウイルスなどが原因のため、自然治療が主な治療法です。

治りにくい膀胱炎の場合、専門医院での受診をおすすめします。

膀胱炎は再発率が高いため、日頃から予防を心がけることが必要になります。

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